クラシックCDこの曲ベスト3 File-010
ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.8-1~4「四季」
名曲です。
特にOp.8-1「春」の第1楽章など、
誰でも一度は聞いたことのある
メロディだと思うのです。
CDはごまんと出ています。
かつては重々しい演奏が
多かったのですが、
最近は古楽演奏が主流となり、
スタイリッシュなものになりました。
私が最近聞いているCD
3点を紹介します。
ザイラー(ヴァイオリン)
ベルリン古楽アカデミー
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.06-1.jpg?resize=300%2C270&ssl=1)
「四季」の過激な表現が
当たり前になってしまった
現代において、
最も洗練されている演奏だと感じます。
ザイラーのヴァイオリンは
ときに激しく、爽快です。
この盤では「夏」が聞き所です。
クイケン(ヴァイオリン・指揮)
ラ・プティット・バンド
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.06-2.jpg?resize=300%2C268&ssl=1)
クイケンが演奏している楽器は
正確には
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
というものだそうな。
どんな風貌をした楽器か
わかりませんが。
「春」の最も爽やかで
美しい演奏だと感じています。
ヤンセン(ヴァイオリン)
ソリスト8人による室内アンサンブル
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/06/2020.06.06-3.jpg?resize=298%2C300&ssl=1)
ヤンセン含め、
8人のソリストによる
室内アンサンブルでの演奏です。
軽やかで精緻なアンサンブルを
聴かせています。
特にヤンセンの弱音が
繊細で美しいのです。
ヤンセンさん、
美貌のヴァイオリニストなのですが、
映像で見るとかなりの大柄でした。
なお、このCDの
最大の特徴はジャケットです。
アイドル並みの写真で構成されています。
クラシックはこのように
進化していくのですね…。
こうなるとかえって
かつての重々しい演奏の方が
斬新に聞こえてくるから不思議です。
四季の演奏は今後どのように
変化していくのでしょうか。
(2020.6.6)